体質を考える時、間違ってはならないことがある。
1:先天的な、生まれながらの体質と後天的な生活環境で獲得する体質がある。
2:体質は、時間経過の中で変わっていくものである。生まれて死ぬまで同じではない。
3:病弱な体質を食養生で健康な体質に変えようと試みた時でも、時間経過の中で、同じ食養生がずっと
同じように良いとは限らない。
例を示す
第一例
糖尿病の初期、太り、脂ぎって睡眠は深く目覚めは良い状態で、血糖値は高く、糖尿病と診断される。食事指導を受け、カロリー制限をし、野菜中心の健康食?的食事をし、血糖値は正常範囲になり一時期快適な生活を送っていた。同じ食事を続けていると、不眠症になったり、気力がなくなったり、生活事態に支障をきたしだす。しかし、まさか、食事が原因だとは考えない、糖尿病が食養生で元気になったのでるから・・・よく考えてみよう!糖尿病食で糖尿病体質が正常な体質に変わったのである。良い体質になった状態では、この体質を維持し、動かしてはいけないはずである。ここで、多くの人は、糖尿病食を続けることは、良いことであり、もっと良い体質になると思っている。体質はある一定の状態が良いのであって、良過ぎる状態は返って、好ましくない体質を作る。つまり、良いことをし過ぎて、支障をきたす悪い体質に変化していることもある。一番多いのは、糖尿病の発生期はよく眠れたが、一生懸命糖尿病食をし続けて、不眠になる例である、この時は明らかに体質が動き過ぎて、悪い状態まで行っている証である。
分かりやすい、一例として、酸素は生きるために最も大切なものである、しかし、摂り過ぎると気管がもうこれ以上取ったら大変だと、気管を狭くする、これが、過呼吸症候群である。酸素も摂り過ぎると、別の問題を起こす。
第二例
もともとは若いスポーツマンで元気いっぱいの若者がコンピューターのソフトの開発者等の職に就き、運動をする時間がない、椅子に座って長時間ソフト開発に従事する、この生活環境の変化で、現代社会
に多い鬱病を発病することが、多々ある。 元々、体温も高く元気な体質であったが、運動不足、食生活で過食、砂糖の摂り過ぎ、水分の摂り過ぎ等、身体を冷やす環境に身を置き、時間の経過で身体の筋肉が減り、冷えて緊張し、体温も低くなり、こころも頑なになり、鬱的になることは多い。この原因は、水分、糖分、カロリーの摂り過ぎによる冷え、腫れである。こんな時はあえて塩分を多く摂り、身体を温めるべきである。
ソフトドリンクを飲むのをやめ、昆布や梅干し等塩気のある物を入れたドリンクを飲めば、身体は温まり、筋肉もやわらかくなり、こころも和む。
つまり、体質のコントロールは、食事と運動を基本に置き、年齢を重ねれば、冷える体質になる。
ここでは、難しくなるので、詳細は述べないが、体質を東洋医学的な「陰陽」と西洋医学的な「酸アルカリ」という二種類で分け、四分類で考えると、食による体質の変化が非常にわかりやすく説明できる。
一例として、喘息持ちの人は、睡眠時間が短く、動き回ることが好きで、肉等動物性の食べ物を好み、果物が嫌いであることが多い。風呂は烏の行水で身体を温めることは苦手である。
なぜなら、喘息持ちの人は普通の人より気管が細く、気管を狭める食、環境を好まないのである。気管を狭める環境とは、寝る、気管を温める、アルカリ性の食料を摂る等である。